フイルムカメラ Konilette コニレッテ(コニレット)治してみた

カメラとか写真とか

Konilette コニレッテ のおさらい

こんにちは 楢崎の です

みなさんは コニレッテでの 撮影 楽しんでいらっしゃいますか

まだ 撮影までたどり着いていないけど インテリアの飾りとして

楽しんでいる方も コニレッテなら 有りですね?

愉しみ方 人それぞれで 良いと思います

コニレッテには 大きく分けて 4種類のバージョンが あります

先ず Ⅰ

konilette Ⅰ

青色の トップカバー 1,5,10,0のフイルムカウンター

F4.5  50mm のコニターレンズ 

B 25 50 100 200 分の一 刻みの コニックスシャッター(Kopal 製もあるらしい)

  コニコニ ずくし~  www

次 Ⅱ

konilette Ⅱ

銀色の金属のトップカバー

1から12まで そして0 と刻まれた フイルムカウンター

Ⅰ と同じ刻みの シャッターは K o p a l 製  メカ的には Ⅰ と一緒

そして ⅡM 

konilette ⅡM

茶色の ベークライトボディは Ⅰ Ⅱ と同じながら

金属製の 堂々たる?軍艦部には 独立した 露出計を搭載

新設計の 巻き上げダイアル フイルムカウンター

シャッターは C o p a l 製 速度は変わらずですが

コニターレンズの f 値 3.5 と明るくなりました

最後に コニレッテ35 

輸出向けだったそうです

残念ですが 縁がないのか 私は 所有していません

 

まあ 普通に 35㎜フイルムが 装填出来るようになりました はい

というわけで  それは その コニレッテとは

名ばかり と言っては 言い過ぎでしょうか

オークションで 見かけたことは ありました

どなたか 見かけましたら よろしく 言っていたと

伝えてください

konilette 35って  蛇腹カメラじゃ ないんじゃ!

 

Konilette コニレッテで びっくりあれこれ

初めてオークションサイトでコニレッテを見つけたときは 驚きました

蛇腹カメラなのに こんなにカワ(・∀・)イイ!!

でも 初めて手に入れた コニレッテは 部品が欠損 

中身( フィルムの 巻き上げ機構 )も 肝心な部品が 折れていたりと

もう 散々な 状態でした ( 下の三枚目の写真 )

ほしいほしい で  冷静に みてなかったんですね  あ~~あ

そんなことも 完全な状態の コニレッテを手に入れるまでは 分かりませんでした

気が付けば コニレッテⅠが3台 Ⅱが4台 ⅡMが1台 

まあまあの マニアっぷりに なってました (笑)

オークションに 安く出てると ポチっとしたくなる 衝動は今でも健在です! えへん!

今まで出会った中から いくつか ひどかったのを ( え! そこかよ )

紹介します

先ず  ばっちいやつ から

これはもう 何でしょう 軍幹部を 開けてびっくり か か カビでしょうか?!!

う~~さわりたくね~~         でも洗ったけど!

 次 

  オークションなどで 入手する際は ここは 絶対注意!

konilette のボディの不具合

これは 裏蓋を 止めるための 引っかかる部分の ベークライトの割れ 

専用ではない 大きめのパトローネを入れて 無理に 裏蓋を閉じると だいたい 割れちゃいます

この部分は すごく薄く出来てるので 弱い~ のです~ぅ♪ 

何台かの コニレッテが これに (だじゃれか!) なってました

ガムテで止めて 無理やり使っていたと思われる テープ痕のある コニレッテもありました

私は 黒檀の木を削って アロンアルファで治しちゃいますが  木工の心得は必要です

もう ここが割れているのは やめよう やめておきましょう やめてね

直しが趣味 って方は お安いこともあるので 行っちゃってください 復活させてくださいますようお願い申し上げます

 はい 次 行ってみよう~

もう これは ひっちゃかめっちゃかですね 行き当たりばったりに ばらした挙句

わからなくなって ふたしちゃったって事でしょうか

タイムカプセルを 開けた気分

きっと 何十年も前に ネット環境の無いころに 分解したんでしょうね メモ位しろ~~ てか

巻き上げギアの上下向きが反対だし カウンターを送る板バネは折れてるし

巻き上げギアの止めは変なところに来てるし 軍幹部を右側を 止めているはずの ネジの受けが こんなところに、、

私も素人のくせに 偉そうに言ってますが ひとつしかなかったら

どうなっていたことやら

ハイ次!

軍幹部を止めるネジ   これは酷い のではなくて 注意点です

konilette 軍艦部止めネジ

コニレッテを 撮影するように構えて 右側のネジと ネジの受け

ここは 分解する際に 気を付けておきたい所  分かりやすいように ネジをはめて 

軍幹部に乗せてあります

台形の ナット? ネジの受け? っていうのか

この 奥まったところに ひっそり住み着いているのです  わかるかな?

知らずに ネジをゆるめると こいつ ぽろりと取れて   はて? これは 何?

きみは 何処から 北野たけし? になります

ま~た 取り付け にくいんだわ これが

ま~ き~つけてや ( 突然の 関西人 ) 

konilette コニレッテ修理 あれこれ ボディまわり

先ほどの 裏蓋を受けるところの割れをなおします

ベークライトを けずって そこに合わせて 黒檀で

引っかかりを さらに アロンアルファで 接着ぅ

かみ合わせを確認して もう現物合わせで 

くっついたら やすりで表面を ととのえて

やったね!   ふっ 復活!  プロジェクトxの テーマが 頭を駆け巡るな~

   次ぃ

難易度 ちょっと 高めですが 紹介します

カウンター送りの 板バネが 折れて 

赤羽駅で 折り返し運転になりました ( 何の こっちゃ )

上が 作り直した板バネ 下は折れて半分になってる
外して 並べてみた

何かの アクセサリーシューの ばねを 流用したでござるよ

削ってぇ 穴あけぇ ( 開けるとこ 写真撮り忘れた つい夢中になっちゃった )

取り付けました

 

本来 かしめだったけど また 何かの なぞネジで 止めて

ん いい感じ

konilette カウンター送り機構

ほーら 治った 送りもいい感じ 

下から やや右斜め上に 押してやると ばねの先がカウンターの歯車を送る仕組み ( つまり数字が送られる )

通常は コイルのばねで引っ張られているけど 写真のように押し込んでやると

支点の部分が ずれて 板バネが カウンターのギアを押して 送られるのです

巻き上げノブでは フイルムカウンターは送らないようにしましょう 

( ⅡMは 巻き上げノブで カウンター送れるようになりました

ⅠとⅡで多くの人が巻き上げノブで カウンター送りをして壊したので

 コニカは懲りてⅡMで設計を改めたのでしょう )

押し込んで 送られると 板バネの上の 戻り止めが 歯車の内側に入って カウンターが止まる仕組み

か ん ぺ き~  自画自賛

2台の コニレッテ ビミョーに 材質が違ったりしてます ( 左のコイルバネが のび太になってますが )

構造は 簡単といっても 印象は  よくできてるな~ って 思う

ほんと 日本の カワイィカメラ史があるなら トップスリーに入るくらい 

        中身も      カワ(・∀・)イイ!!

フイルムカメラが人気らしいけど

koniletteが はやるといいな! なんて 70年近く前のカメラなのに

長くなりました  ので  今日はこのへんで

レンズ   シャッター  そのほか アクセサリーなど いろいろ また今度 ( え~ まだ続くんかい )

 読んで頂いて ありがとうございました

少しでも お役に立てれば さいわいです

    楢崎の でした

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