ベスト判127フイルム 六櫻社BabyParlベビーパールを使ってみたょ

カメラとか写真とか

ベビーパールとコニレッテは姉妹?兄弟?

みなさんは ベビーパールって ご存じですか?

検索すると 真珠のネックレスが表示されて

アコヤ貝からとれた天然真珠の中でも

特に直径5mm以下の 小粒真珠を

ベビーパールと呼びます  が

!? 

いやいや ちがうんだけど

ネックレス 調べると面白そう 

でもちがいます  

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六櫻社 小西六 ( コニカ )の パールとか パーレットとかのなかま

 カメラのはなし

コニレッテの記事で触れた 小西屋六兵衛店から

はなしを始めると すっごく長くなるので

そこは コニカミノルタのHP 詳しい沿革 を読んでいただければ幸いです

で その東京でも有数の大商店の 六代目

杉浦六右衛門が家業から独立してはじめた 薬種、写真材料店

のちの 六櫻社( ろくおうしゃ )から発売されたのが

今回取り上げる ベビーパールです

ベビーパールって実は古くて古くないって知ってた?

発売年は 1934年 昭和9年の 5月

なんと87年も前 ( いやいや 絶対古いよ )

コニレッテの発売が1953年だから ( ここが基準だったりして )

さかのぼることそこから20年も前の発売!

しかも その間 太平洋戦争( 第二次世界大戦 )もあった

でも この古色蒼然たるベビーパール

戦前のモデルは六櫻社( ろくおうしゃ )

戦後モデルは 小西六( こにしろく )の社名で見分けることができます

戦前 戦後にかけて1950年までつくり続けられていたロングセラー機でした

つまり コニレッテとベビーパールは たったの3年しか離れていなかったのです

この両機 比較されることが ほとんどないけれど

並べてみると びっくりするくらいよく似てる

縦の物を横にもしない なんて言ったりするけど

縦の物を横にしたら こうなったよ みたいな

もしかしたら 新品が 同時に店頭に並んでいたかもしれません

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1953年に小西六が 大衆向けカメラを新たに発売するにあたって

なんでわざわざ蛇腹カメラになったのかは 

ベビーパールで培ったノウハウを利用すれば 

安価で性能の良いカメラができるという

確信があったからでしょうか

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Koniletteについては 過去記事

読んでいただけると幸いです。

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ベビーパール 飾っておくにはもったいないカメラ

コレクターにとって 関心は その状態だったり 希少性だったり

レンズは何が付いてるとか 何年のモデルかとか でしょうか

使ってみたいが先行する 楢崎のとしては そこはさておき

これをなんとか 普段使いしたいので

あれこれと

考えてみました

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ベビーパールは127フイルムを使うカメラです

いわゆる ベスト判 それも 3X4センチの ベスト半裁判になります

この127フイルム 完全に絶滅した訳ではないのですが いかんせん高価

それもそのはず 120ブローニーフイルムから切り出しているので

ブローニーより 更に割高!

ちなみに フイルムカメラ愛好家界隈でよく知られている

かわうそ商店さんで モノクロネガフイルムで 一本2.780円

カラーネガとなると 一本3.280円

いや~ 手間暇を考えると 安い!  でも 、、、、

ということで 35mmフイルムで なんとかしたいと

手っ取り早く(もないけど)このカメラにフイルムを納めるために

35㎜フイルムパトローネから スプールを加工して

ベスト判に35mmフイルムを納めるべく加工してみました

( ボルタ判 start35での試行錯誤が 役に立ちました

過去記事読んでいただければ 幸いです )

スプール加工は Fujiのパトローネが良い

何故なら fujiのスプールには 溝がはいっているので

フイルムを固定するのに テープがいらないからです

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127フイルムのスプールを

巻き上げ側で使ってみたのですが

軸が 35㎜フイルムを巻くには細すぎて

フイルムがコイルバネのように働いて

未撮影分のフイルムを

不規則に巻き上げてしまうので

裏紙無しのフイルムには不向きです

なので今回 35mmパトローネのスプールで2本作ります

木工用の胴付鋸(どうつきのこ)で長い方を切り落として

左右対称の寸法にします

切りっぱなしで撮影

つばの部分の直径を小さくする目安も ケガキます

127フイルムのスプールのつばの直径 約19mm

ホームセンターに売っている ラミンの丸棒

糸鋸で 切れ目をいれて 

薄手の 細工用やすりで溝をつけます

収まるところまで 削ります

こんな感じに入れば良し

100均の エポキシ接着剤

差し込んで 接着します

いつの間にか つばの直径も 127,ベスト判のサイズに

固まったら 寸法にあわせて平らに削って 

4mmの穴を開けます

アルミのパイプを 差し込んで接着

巻き上げノブの溝を アルミパイプに入れます

上が 巻き上げ用のスプール

真ん中は フイルム装填用 ( アルミの軸に 溝が入っていない )

下は 127ベスト判 専用スプール 軸が細い

スプールが出来たので ベビーパールに装填します

24枚撮り まるまる入ってくれればいいのですが

残念ながらそこまでは 入りません

今回は 約40センチ巻いてみますが

ダークバッグに入れる前に 裏技です

フイルムの両端を 同じにするため

ラピッドフイルムのマガジンを 利用します

まずフイルムの先を スプールに差し込む形にカットします

先を 3cmちょっとのところで 切り落とし

幅 1cm パーフォレーション3コマ分 切ります

角も 落としておきます ( 触ると痛いので )

ダークバッグに フイルム ラピッドマガジン

20cm定規 ハサミ を入れて 定規分×2  

40cmマガジンに送り込んだら カットします

送り込んだら 切り離した部分 先ほどと同じ形にします

この作業は

ラピッドマガジンが無しでは ダークバッグ内で 手探りではできません

これを使うことで 感光を心配せずに任意の長さのフイルム両端を

加工できるようになりました

ラピッドマガジン 一つあると 時々便利です

ネタばれですが 次回の記事は ラピッドカメラになります

スプールに差す前に 2mm位のところに かるく折り目をつけておきます

スプールに差したら 爪で折り返しを 押し込みます

これを 反対側は ダークバッグ内でやります

フイルムを引いてやると スプールの溝の中の 返しにはまって

しっかり 止まります

ここから ベビーパールとダークバッグの中に入れての作業です

テストフイルムにして説明です

マガジンからスプールに巻き替えていきます

フイルムを移し替え出来ました

溝を爪先で 向きを確かめて

差し込みます

爪で 先端を折り返します 手探りでします

フイルムを引くとしっかり止まります

カメラの裏蓋を開けて いよいよフイルム入ります

フイルム室のここ 注目です

スプールのつばが来るところに2mm厚のモルトを貼っておきます

こうすることで 巻き上げの抵抗になって 安定して

フイルムが送られます

モルトを貼ると 巻きが緩みません

巻き上げスプールは この溝に入るようにセットします

もう少しです

撮影サイズは 35mm×30mm 

これにて 裏蓋を閉じて 撮影です

フイルムの始めと終わりをしっかり止めることで

常に テンションがかかって フイルム送りが 安定します

ダークバックの中では フイルム両端を加工出来ないので

思いついた方法です

( ´ー`)フゥー...やっとフイルム入りましたぁ   やったね!

裏蓋を閉じてロックをしたら ダークバッグの中の作業はお終い

フイルム送りは どの位まわせばいい?

1枚目を撮り終えて  6分の5回転

2枚目        6分の5回転

3枚目        4分の3回転と少々 

4枚目        4分の3回転

5枚目        4分の3回転

6枚目        4分の3回転

7枚目        4分の3回転

8枚目        4分の3回転

9枚目         4分の3回転

10枚目       4分の3回転

11枚目       4分の3回転 弱

12枚目       4分の3回転 弱

こんな感じで巻いてください

ベビーパールは超絶コンパクトカメラ

ホントに小さなカメラ

飾っても 目立ちません 使うしかないでしょう

使ってあげれば その小ささが 目立つこと請け合いです

実はこのカメラ あの ツアイスに範を求めたカメラです

その名 君の名は ベビーイコンタ

1930年の発売

( 近いうちに フイルムを詰めて撮影します お楽しみに! )

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六櫻社の凄いところは コピーしただけではなく

きちんとフアインダーにレンズが奢られて

ツアイス相手に 勝負に行くところに

六代目の気概を感じます

そして フイルムを入れてあげさえすれば

今でも 普通に撮れるのです

現役ですが 何か? 

六右衛門の声がきこえてきそうです

時々 思わぬ絵が 撮れたりする  巻き忘れとも言いますが

ベビーパール  いかがだったでしょうか

まだまだ 楢崎の もこのカメラの実力を使い切れていません

でも 写真を撮ってる実感がある

メンドクサイ カメラが面白いのです

みなさんの 参考になれれば 幸いです

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最後までよんでいただいて ありがとうございました。

楢崎の でした

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