2020年
ならさきの は
人通りが びっくりするほど 少ない
繁華街のはずれの 路地の さらに 奥まったところに
ちいさな 店を 借りました
間口は 一間もなくて 更に
入り口の扉は ひたいが ぶつかりそうに 低く
よこに またちいさな 出窓がひとつあるだけ
がらんとした ちいさな部屋と はだか電球
むかしの 小学校でつかっていた 机といすをおきました
だれにも言わないで 借りてしまったので
たずねてくるひとは 一人もいません
でも 何かがはじまる予感だけで
満たされるこころがあります
さいわいなことに 家賃がすごく安かったので
おもいきって 3年借りました
先ずは 花を置いて
この店に 来たときは みずを あげよう
出窓には お気に入りの 雑貨
アンティークのカメラも 飾ろう
夢だけは どんどん ふくらんでいきます
日に 一度は ここにきて
あれこれ 手をうごかしたり 想いをめぐらせたりして
たのしもう
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